再発見!そうだったの その日本語75「裏面」

本来の読みは「うらめん」ではなく、「りめん」。
物の裏側の面のほか、物事の表面に現れない部分、
一般には知られていない事柄を意味する。
ちなみに、「裏面」の対義語の「表面」も
「おもてめん」ではなく「ひょうめん」が
本来の読み方である。

再発見!そうだったの その日本語74「四六時中」

「一日中」「いつも」という意味だが、その一日が
24時間であるため、単なる掛け算4×6(=24)の
意から「四六時中」という言葉ができたようだ。
しかし、江戸時代は一日を十二刻で表していたため、
「二六時中」(2×6)と言っていたらしい。

再発見!そうだったの その日本語73「帰省」

「帰省」は「故郷に帰る」「実家に帰る」ことだけだと
思っていた。しかし、「省」という字があるように
親を省みる(みまう)という意味もあるようだ。
「帰る」のに精いっぱいで、「省みる」ことを
忘れてしまったことのないように気をつけたい。

再発見!そうだったの その日本語72「金字塔」

「金字塔」といえば、その漢字から金色の文字を
彫りこんだり、金箔を張った塔を思い浮かべるが、
金色とは関係ないようだ。実は、「金」の字に
似た塔、つまりピラミッドのこと。
ピラミッドのように後世に残る業績の例えとして
使われるようになった。


再発見!そうだったの その日本語71「二つ返事」

気軽にすぐ承諾する様子を表した言葉が
「二つ返事」である。しかし、「はい」を
重ねて言うと、渋々応じている感じがして
失礼にあたると解釈されている。
そのため、「はい」と言い切ることを
「一つ返事」という人がいるがそういう
言葉ないようだ。

再発見!そうだったの その日本語70「あり得る」

「ありえる」と読む人はかなりいると思われるが、
本来の読み方は「ありうる」であり、公の場では
「ありうる」と読んだ方がよい。しかし、現在は
「ありえる」も許容に変化しているとのこと。
ただし「ありうる」の否定形「あり得ない」は
「ありえない」と読む。

再発見!そうだったの その日本語69「さわり」

「さわり」をはじめの部分という意味で
使うのは誤用。もともと、江戸時代に
誕生した浄瑠璃の一種・義太夫節の中に
義太夫節以外の旋律を取り入れた個所の
ことで、それが転じて「曲の聞かせどころ」
つまり「話や物語の要点」の意味になった。